シロクマblog

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防塵・防水に種類があるの!?IPXXって何?

こんにちは、シロクマです。

今日は防水・防塵の表記に使われているIPXXに注目してみようと思います。

ブログのスペック表とかカタログでよく見かける『IPXX』。IPって何?その後のXXのところって数字も入ってたりするけどどう読むの?など色々な疑問が浮かぶ文字列ですが、それぞれが何を表すのか見ていきましょう。

 

 

まず『IP』とは?

最初の2つのアルファベットのIPはInternational Protection(インターナショナル プロテクション)の略です。

これはIEC(国際電気標準会議)によって定められた保護等級のコードで、2003年頃から見かけるようになりました。それまでは日本ではJIS規格が一般的だったようです。

 

IPに続く数字の部分

このIPに続く2つの数字が順に防塵・防水でそれぞれの保護等級を表します。 

例えばIP68だと、防塵が6、防水が8といった具合です。

これがIPX8だと、防塵は保護なし、防水が8となります。この時のXの読み方は、バツではなくエックスと読むようです。

なので、IP6Xの場合だと、防塵が6で、防水は保護なしとなります。

 

ではそれぞれの数字がどんな保護を表すものなのか、ここからは表で見ていきましょう。

 

防水の数字の見方

IPコード 保護等級 詳細
IPX0 0 保護なし
IPX1 1 垂直に落ちてくる水滴により有害な影響を受けることがない
IPX2 2 垂直より左右15度以内からの水滴によって有害な影響を受けない
IPX3 3 垂直より左右60度以内からの水滴によって有害な影響を受けない
IPX4 4 全方向からの水の飛沫によって有害な影響を受けない
IPX5 5 全方向からの噴流水によって有害な影響を受けない
IPX6 6 全方向からの水の強い直接噴流によって有害な影響を受けない
IPX7 7 既定の圧力や時間、水中に没しても水が浸入しない
IPX8 8 水中での使用が可能


この表を見ると、IPX7以上くらいからが安心して水回りで使えるレベルであることが分かります。それでも噴流水はだめなのでIPX7以上の防水保護があっても過信は禁物です。

またこの防水は基本的に真水を対象にしているため、海水や洗剤などが入っている液体に対して保護されていない場合があるので、しっかり確認してから購入するようにしましょう。

スマホの中には石鹸で洗える事をセールスポイントとしているものがありましたが、基本的に明記されていないものを石鹸等で洗ったりはしない方が良いです。思い起こせばシロクマは、数年前に防水ガラケーをたまに洗剤で洗っていました(笑)壊れなくてよかった…。

さらにポイントとして、真水であっても常温であることが保護の対象となっています。それで、お風呂などで使用することは、割と危ない行為であることを覚えておきましょう。湯気や誤ってお湯の中に落としたりすると壊れてしまうかもしれません。

 

防塵の数字の見方

IPコード 保護等級 詳細
IP0X 0 保護なし
IP1X 1 直径50mm以上の(手などの)固形物が内部に侵入しない
IP2X 2 直径12mm以上の(指などの)固形物が内部に侵入しない
IP3X 3 直径2.5mm以上の(工具等の)固形物が内部に侵入しない
IP4X 4 直径1mm以上の(ワイヤ等の)固形物が内部に侵入しない
IP5X 5 安全を損なう程の粉塵が内部に侵入しない
IP6X 6 粉塵が完全に内部に侵入しない

 防塵を気にすることは日常生活ではないかもしれませんが、よくDIYをする人、防塵マスクをして作業や仕事をするような職種の人はチェック項目に上がるでしょう。

 

まとめ

IPXXは防塵・防水の保護等級を表すもので、これを目安に自分の目的に合った製品を選べば、納得のいくものを手に入れることができるでしょう。

気を付けなければならないのは、IPの保護がついている製品でも落下させたり衝撃を与えてしまうとその保護機能が低下してしまうことがあるという点です。普段から気を付けて扱うようにしましょう。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。